FXDD（FXディーディー）– 評判・口コミ –

FXDesk 編集部が「FXDD」を徹底調査！

FXDDに興味はあるけど「メリット・デメリットはなに？」「安全性や信頼性は問題ないの？」「口座開設する前に知っておいた方がいい注意点はある？」など、FXDDに関する様々な疑問を抱えて困っていませんか？

これから、FXDesk編集部がFXDDについて徹底調査した結果を正直にレビューしていきます。

• FXDDとは
• メリット・デメリット
• 信頼性・安全性
• 注意点
• まとめ

FXDDとは

FXDDは、2002年に設立された老舗海外FX会社で、世界中の個人投資家や機関投資家に外国為替（FX）取引をはじめ、株式指数、商品、株式、仮想通貨などの取引を提供しています。しかし、ゼロカットが搭載をしていない、金融ライセンスを取得していないことから、安全性・信頼性が低い海外FX会社となっています。

FXDDのメリット

FXDDは、デメリットが多い海外FX会社として認知されていますが、約定力の高さや完全日本語対応の利用しやすい公式ページがメリットとして挙げられます。ここではFXDDの高い約定力、スリッページ保証、完全日本語対応の公式ページといった様々な利点を提供しているのかを解説します。

メリット１：約定力が高く安定した取引環境

出典元：FXDD公式ページ｜アカウントの種類

FXDDのメリットとして、約定力の高さが挙げられます。約定力とは、オーダーが意図した価格で成立する確率のことを指し、約定力が100%に近い程約定力が高く、数値が低い程約定力が低いことを指すのです。FXDDは99％以上の高い取引執行率であるため、いかにFXDDの約定力が高いかが数値から理解できます。

リクオート（※）、約定拒否を行わないオーダー方針を採用しているかは公式ページで公表していないため、重要経済指標時などのボラリティが激しい時間帯の成行注文は、約定拒否をされる可能性もあります。

（※）リクオートとは、トレードの際にトレーダーが発注した価格ではなく、FX会社が企業側に有利な価格でオーダーを通すことを指します。トレーダーが発注したい価格でオーダーが通らないため、不公平なトレードになりがちです。

メリット２：独自のスリッページ保証制度

出典元：FXDD公式ページ｜アカウントの種類

FXDDは、約定拒否のオーダー方式を採用しているか定かではありませんが、予約注文（指値・逆指値）の際は0スリッページ保証を採用しております。

予約注文であれば、スリッページが起こらないので、自分が提示した価格で約定がされます。しかし、成行注文ではなく指値、逆指値に限るので注意してください。

スリッページが保証されることで、余分なコストを抑えらることができる点が大きなメリットとなります。

スリッページとは、注文発注時に提示されていたレートと実際に約定したレートのズレを指します。また、価格が滑るなど表現もスリッページに含まれます。

メリット３：完全日本語対応の公式ページ

FXDDは、日本人トレーダーにとって利用しやすい環境を提供するため、完全日本語対応を実現しています。以下に具体的な対応内容を紹介します。

1. 公式ウェブサイト: FXDDのウェブサイトは、日本語で完全に翻訳されており、サービス内容や取引条件、ボーナスキャンペーン情報などを日本語で確認できます。
2. 取引プラットフォーム: FXDDでは、世界中で人気のある取引プラットフォームであるMetaTrader 4（MT4）とMetaTrader 5（MT5）を提供しています。これらのプラットフォームも日本語に対応しており、取引画面やチャート、インジケーターなどの各種機能を日本語で利用できます。
3. カスタマーサポート: FXDDのカスタマーサポートも日本語対応しており、電話、メール、ライブチャットで日本語での問い合わせやサポートが受けられます。
4. お役立ち情報: FXDDでは、市場情報や市場分析を日本語で提供しています。初心者から上級者まで対応した日本語の教材や動画が用意されており、取引の基本知識やテクニカル分析、ファンダメンタル分析など、幅広いトピックを学ぶことができます。

FXDDのデメリット

FXトレードにおいて、FX会社のデメリットについて理解しておくことは、メリットを理解することよりも遥かに有益なことが多いです。FXDDはトレードや大切な資金を預ける面で障壁になり得るデメリットが存在します。

デメリット１：ゼロカットシステムを搭載していない

FXDDでは、ゼロカットシステムが搭載されないので注意してください。ゼロカットが適用されない海外FX業者は、追証※の可能性があるので危険です。

また、全口座タイプのロスカット率が20％と低い設定となっているので、重要指標やニュースなどで大きく価格変動が起こった時は追証になる確率が高くなってしまいます。

（※）追証とは、急な為替変動などで強制ロスカットが間に合わず、口座残高以上のマイナスが出てしまった時に追加で入金を求められる保証金を指します。多くの海外FX会社では、ゼロカットシステムが搭載されている為、海外FX会社がマイナス額の負担をしてくれる事で追証がありません。

デメリット２：スタンダード口座のスプレッドが広い

出典元：FXDD公式ページ｜現在のスプレッド

FXDDのスプレッドは、競合他社よりも広い傾向があり、海外FXの平均スプレッドよりも広い点がデメリットです。

通貨ペア	Pure口座（スタンダード口座）	海外FX平均スプレッド
EUR/USD	2.0	1.3
USD/JPY	2.4	1.6
GBP/JPY	3.5	3.3
AUD/JPY	3.3	2.0
EUR/JPY	3.1	2.0

スプレッドに広い傾向があると、注文時や決済時に買いと売りの価格差が出てしまいスプレッド額（マイナス額）が大きくなりコストが余分にかかってしまいます。

デメリット３：最大レバレッジ500倍

FXDDでは、最大レバレッジが500倍となっています。最大レバレッジ1,000倍の海外FX会社が多い中、最大レバレッジ500倍しか利用できない点は残念なデメリットです。

最大レバレッジが低いことにより、安全なトレードができる点はメリットですが、投資資金を短期間で増やすことが難しいくなってしまいます。海外FXの大きなメリットである、高いレバレッジを平均以上の水準で利用ができないことから、低資金から大きな利益を狙うことも困難です。

デメリット４：ロスカット率100%と高い

FXDDのロスカット率は100%となっており、競合他社と比較しても非常に高い水準です。ロスカット率が高い分、損益に耐える事ができないのでハイレバレッジでトレードをする際は注意しましょう。

ロスカット率が高い分、安全と言えるのは低レバレッジでトレードをした時のみになります。500倍のレバレッジでトレードをした場合は、ロスカット後は少額残高しか残らないので、海外FXにおいてはロスカット水準が低い方がメリットが高いです。

デメリット５：大手海外FX掲示板FPAでは低評価

出典元：FPA公式ページ

海外FX会社の評判を知る上で参考になる、大手海外FX掲示板のFPAでは評価1.7と非常に低い評価となっています。

日本で知名度や人気がある海外FX会社のほとんどが評価3以上を得ている中、これほど評価が低いと印象が非常に悪くなってしまい大きなデメリットです。

また、FPA公式ページには「2014 年1月28日FXDDマルタはマルタ金融サービス局から25,000ユーロの罰金を課せられた。」など非常に悪い重要な情報も掲載されています。

FXDDの信頼性・安全性

FXの世界では、信頼性と安全性がトレーダーにとって非常に重要となります。安全性、信頼性が薄いFXDDでは特に重要視をしなくてはいけない項目です。以下では、FXDDは金融ライセンスを取得しているのか、出金拒否や倒産リスク、そして安全性確保について詳しく説明します。

金融ライセンス：金融ライセンスを取得していない

FXDDのグループ会社では、マルタ金融サービス庁(MFSA)・ モーリシャス金融サービス委員会(FSC)の金融ライセンスを取得していますが、FXを提供しているFXDD自体は金融ライセンスを取得していません。

マルタ金融サービス庁(MFSA)・ モーリシャス金融サービス委員会(FSC)を取得している会社は別会社ですので、FXDDに問題があっても金融ライセンスの規約が適用されません。

この事から、FXDDは金融ライセンスを取得していない海外FX会社として知られています。金融ライセンスを取得していない海外FX会社は出金拒否などの危険性があるので注意しましょう。

出金拒否や倒産リスク：出金拒否の口コミはないが低評価

FXDDから出金拒否にあったという、SNSの投稿やネットに書き込みなどはありませんが、出金が非常に遅いと低評価の口コミが多いです。

FXDDの公式ページに記載している日数以上経過しているのに着金の確認が取れていないと投稿しているユーザーが複数います。多くの海外FX会社では、銀行送金を利用した出金方法では、出金申請をしてから1～3営業日以内に着金の確認が取れる事を考えると非常に遅い事が分かります。

FXDDは、長期間の運営実績のある老舗海外FX会社なので、出金拒否や倒産の心配はありませんが金融ライセンスを取得していない点や着金が遅い点など不安要素が多いので注意してください。

安全性の確保：分別

出典元：FXDD公式ページ｜資金の規制/安全性

FXDDの資金管理方法は、分別管理のみとなっています。分別管理と信託保全を採用している海外FX会社もある中、信託保全が採用されていないのはデメリットです。

また、FXDDの公式ページには分別管理先の銀行の記載がないため、どこの銀行で分別管理をしているのか判断ができません。

FXDDを利用する上での注意点

FXDDを使い始める前に、初心者の方でも分かりやすい形で気をつけたいポイントをご紹介します。大切なポイントを押さえておくことで、安心して取引を始められるでしょう。

注意点１：口座維持費用が高額

FXDDでは「1月1日、4月1日、7月1日、10月1日」の時点において直近3ヶ月間(90日間)、全くトレードをしていないライブ口座に対して口座維持費が掛かります。口座維持費はライブ口座の利用がない期間によって変動するので注意が必要です。

口座を利用していない期間	口座維持費
1年以下	40ドル
1年～2年未満	50ドル
1年以上2年未満	60ドル
～3年以上	70ドル

口座に残高が無い場合は維持費は引かれません。また、残高が口座維持費以下の場合、残高がマイナスにはならずに0になります。

注意点２：2回目の出金から手数料が発生する

FXDDでは、初回出金の手数料は無料ですが、2回目からは1回の出金に対して4000円の出金手数料が発生します。また、出金額が100ドル (約10,000円) 以下の銀行出金の場合は、その月の出金回数に関わらず、25ドル (約2,500円)の手数料が毎回発生します。

クレジットカードで入金し、100ドル以下の利益分が発生した場合も、利益分を出金する際に同様の手数料が発生します。

まとめ｜FXDDは信頼性・安全性が少ないため利用をおすすめできない

FXDDは、2002年にサービスを開始した海外FX会社の中でも老舗となりますが、金融ライセンスを取得していない点や、ゼロカットシステムが導入されていないことから資金を預ける、追証になってしまう危険性を考慮して現時点での利用はおすすめできません。

約定力の高さや、完全日本語対応の利用しやすい公式ページなどメリット点はありますが、現時点ではデメリットの方が目立ってしまいます。取引システムや入出金に関する点も競合他社よりも劣る点が多いですが、信頼性・安全性が十分ではない事がおすすめできない一番の理由となります。

FXDDが今後リニューアルをして、金融ライセンスを取得やゼロカットシステムの導入、取引システムの改善をしてからの利用がおすすめです。